知って得するふとんの何でも

★ 麻ふとん★
麻掛ふとん・麻敷パット・麻掛ふとんカバー・麻敷布
麻は、天然繊維の中で最も涼しさを生む繊維です。
熱の伝導が早いため体温を素早く吸収し、即発散する熱伝導性に優れている繊維だからです。
さらに、優れた吸水性と発散性を持ち、通気性にも優れているため、
汗ばんだ肌にもベタつかず、汚れや汗にも強い素材が蒸し暑さをしのぎ
涼感をもたらしてくれるのです。
あの洗いざらしのような質感は、他の繊維では味わえません。
つまり、麻は日本の夏の暑苦しい気候風土に最も適した素材と言えるでしょう。
麻は、夏場でもクーラーを切って眠れるほどのさわやかさです。
今年の夏は天然麻ふとんの『さわやかな涼感・ひんやり感・そして
心地良いシャリ感』をぜひお楽しみ下さい。
★寝具あれこれ★
麻と呼ばれる繊維は数十種類あり、寝具・衣料に使用する麻は、
苧麻(ちょま : カラムシ、ラミー高さ約2.5m)と亜麻(あま: リネン高さ約1m)の2種類を指します。
繊維的には羊毛や綿花より硬いので、硬質繊維といわれています。
また、マニラ麻やサイザル麻は船舶用ロープとして用いられています。
近年アフリカ原産のケナフ(洋麻)も注目されています。
日本の和室には欠かせない畳表の材料にも、イ草を絡ませるための経糸として使っていました。
この経糸が昔はすべて日本麻でした。
古来より高温多湿の日本を快適にしてきた麻なら、心地よい目覚めを運んでくれるでしょう。
★麻の雑学★
麻の実は、新しい健康食品として、大豆と同等の蛋白質を含み、
大豆より消化吸収され易く、8種類の必須アミノ酸とリノール酸、
リノレン酸が完璧なバランスで保たれている完全食品です。
生活習慣病の予防・改善の効果が注目されています。
また、シードオイル(麻実油)には、非常に高い保湿効果があり、
オイルに含まれる脂肪酸がすばやく吸収され、乾燥したお肌をしっとりさせる効果があります。
花や花穂の中に薬理成分がありこれは決して麻薬ではなく、昔から医薬品として使われており、
害は余り認められないとのこと。
医療大麻は、既にアメリカやカナダでは解禁されており、ガンやエイズに劇的な効果があるそうです。
また、最近の日本住宅は、高気密高断熱。
湿気の多い日本の気候を考えると、今の住宅のあり方に疑問を感じます。
目指すべきところは、高い断熱性能があり、昔の土壁のような湿度が調整できる
壁の現代版として「麻壁」が期待されています。
麻壁が持つ吸湿・放湿性能により、湿度温度を制御し、室内を程よい湿度に保つ
「調湿建材」であるかどうかの現在、検証段階中です。
素敵な麻壁ハウスの完成も間近でしょう。
★ねむりアラカルト★
夏の夜、蒸し暑くて眠られない・・・
睡眠不足で夏バテ、そんな方が案外多いのではないでしょうか。
夏の夜を最も涼しく眠る・・・それが「麻ふとん」です。
麻は天然繊維の中で最も涼しい素材で、ひんやり感バツグンの清涼快眠寝具です。
麻ふとんは、外国産と日本産があり、1万円前後〜10万円前後くらいまで多数あります。
表裏の生地も中綿も麻100%ふとんは、カバー無しでそのままお使い頂くと、
麻本来のひんやり感が充分に実感していただけます。
また麻掛ふとん・麻敷パット両方に包まれて眠ることが最高の贅沢です。